“心の空”のまちから

クレヨンしんちゃんのまち“かすかべ"には“心の空”が広がっています!!

観光とは国の光を観ること観せること・・・

目次

観光

観光産業の苦境

お盆休みになりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大で今年のお盆休みは例年と異なり、寂しいものになりました。

新型コロナウイルス感染症の拡大で人の移動も減って、観光産業も大きな打撃受けていると報じられています。

頼みのインバウンドも、肝心のオリンピックの開催が来年に延期となりましたので、見込んだ経済効果も得られず大変なご苦労をされているようです。  

観光産業の特性

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       (いらすとや)

観光産業は、地域へ与える経済効果が大きく、

1.消費者が生産地訪れる   

2.付加価値の高い産業 

3.消費が多くの業種に波及する

4.人に依存するサービス産業である

5.立地が植物型産業である

6.生産即消費の産業である

7.消耗の少ない、再利用が可能である

参考・引用『観光学ー基本と実践』(溝尾良隆著/古今書院/2003/7/1)

などの特性があります。通信制の大学の「観光論」という科目で学びました。

観光産業はとにかく裾野の広い産業なので、その産業が疲弊することは即ちその地域自体の疲弊を意味します。

GoToトラベルキャンペーン

苦境に陥った観光産業を支援するための経済対策「GoToトラベルキャンペーン」が先月22日から始まりました。 

この「GoToトラベル キャンペーン」は、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ旅行需要を喚起するため、宿泊を伴う旅行および日帰り旅行代金の最大5割を国が補助するという観光支援策です。

観光庁のホームページには

Go To トラベル事業は、ウィズコロナの時代における「新しい生活様式」に基づく旅のあり方を普及、定着させるものです。

Go To トラベル事業関連情報 | 観光庁

とあります。

しかし、人の移動が増えると新型コロナウイルス感染症が全国に拡大するのでないか、と危惧する意見が多く、結局、東京都が対象から急遽外されました。

懸念も

それでも、キャンペーンそのものはもうスタートしているので、お盆休み明けの新規感染者の発生状況がとても気になります。

毎日、全国で新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が発表されていますので、感染症を気にしながらの旅行、とてもその気になれません(観光地の皆さますみません)。

観光産業を生業としていらっしゃる多くの方々を思うととても複雑な気持ちです。

ところで、

観光という言葉

観光丸

「観光」と言う言葉、今は観光地とか、観光バスとか普通に使っていますが、日本で観光という語が使用されたのは、1855年(安政2)にオランダより徳川幕府に寄贈された木造蒸気船スームビング号を幕府(実際は長崎奉行の永井尚志)が中国の古書『易経』の「観国之光」「観」「光」の二文字から軍艦として「観光丸」と命名したのが最初とのこと。その意図は、国の威光を海外に示す意味が込められていたといわれています。(参考:『観光学ー基本と実践』(溝尾良隆著/古今書院/2003/7/1)  

易経由来

このように、「観光」の語源は、中国の『易経』の「観」の(観察についての項)に由来しています。

観国之光 利用賓于王」(国の光を観(み)るは、もって王の賓たるによろし)から生まれた語で、その本来の語義は「他国の制度や文物を視察する」から転じて「他国を旅して見聞を広める」の意味となり、また同時に「観」には「示す」意味もあり、外国の要人に国の光(威光)を誇らかに示す意味も含まれているという説もあります。(参考:日本大百科全書(ニッポニカ)の解説/小谷達男)  

戦後に多く使われるように

なお、戦前の日本では観光という言葉はあまり使われず、遊山、漫遊、遊覧が好んで使われていました。また、観光地は、勝地、景勝地などが使用されていました。

「観光」という言葉が多く使われるようになったのは、戦後のことといわれています。

なお、「観光」の語源となった肝心の中国では、参観と観を用いる例はあるものの、観光という言葉はあまり使われず、旅游や遊覧を当てているそうです。  

旅について

一方、旅については、江戸時代に、幕藩体制維持のための思想上の寺社参詣や石高維持のために農民の健康維持目的とした湯治場通い、この二つの旅行目的に限って潘外への移動が認められました。寺社参詣としては、伊勢参り大山詣りが良く知られています大山詣りは、落語の演目にもなっています。(参考:『観光学ー基本と実践』(溝尾良隆著/古今書院/2003/7/1)      

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                        伊勢神宮(いらすとや)

日本書紀の時代から日本人は温泉好きなので、湯治場通いだけは認めたられたのだと思います。 

このように、古くから庶民の娯楽だった観光、旅行も今回のコロナ禍の前には、当分の開、我慢せざるを得なくなりました。

とても残念なことです。  

そんな中、

雇用も柔軟に

8月7日(金)、NHKでこんなニュースが流れました。

「観光業界の人を農業現場で受け入れへ JA全農とJTBが提携 」

観光業界の人を農業現場で受け入れへ JA全農とJTBが提携 | 新型コロナ 経済影響 | NHKニュース

JA全農(全国農業協同組合連合会)は、大手旅行会社のJTBと提携し、新型コロナウイルスの影響で仕事が減った観光業界の人たちに、副業として担い手不足に悩む農業の現場で働いてもらう、新たな取り組みを始めることになったというニュースです。

双方にメリットがあるとても良い取り組みだと思います。

近年、農村部に、多くの外国人の技能実習生が働いている、と度々聞いていました。以前から外国人技能実習生頼みだったのです。

そして、今の農業の現場では、今回のコロナ禍で来日も難しくなり人手不足は一段と深刻になっていると思います。

今回は、あくまでも副業とのことですが、農業の面白さを感じ将来本業にする方もいらっしゃるかもせれません。

雇用も柔軟にして、多様な働き方が増えてくると良いですね。

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                           (いらすとや)

ミスマッチの解消

ニュースになった取り組みは、観光業界と農業現場の取り組み事例ですが、今回のコロナ禍で、お仕事が厳しくなった方もきっと多いと思います。 一方、慢性的に人手不足に悩んでいる業界も少なくないでしょう。

雇用を柔軟に運用し、雇用のミスマッチを減らす取り組みがもっと多く出てくると良いと思います。

最後に

親戚に、お土産品関係の会社で働いている者がおり、お客さんが減ったと言っていたので、このような文章を書きました。

なにか「観光論」のレポートのような内容になってしまいました。自分の悪い癖です。すみません。

 

いつもの通り、リタイアした年寄りの戯言とご放念ください。

 

日々ご苦労されている医療従事者の皆様と日々の生活を支えて頂いている多くの方々に感謝し、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願っています。

 

 

*1

 

 

*1:注記:リンク🔗したNHKニュースの記事等は、予告なく削除される場合があります。その際には、何卒ご容赦頂きたくよろしくお願い申し上げます。

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